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友禅游媚様の6万さんくす企画フリーをすべてかっさらってまいりました!

5.坂田さん


「いやー、ドロッドロですね」

「え、マジですか?」

「あんかけみたいです」

ほら、と見せられた映像はショック過ぎた




どろどろ



「俺、甘味絶ちするわ」

「あ、銀さんおかえりなさい。
‥‥て、帰って早々何無茶なこと言ってるんですか?」

よろよろと帰り着いた我が家で待っていたのは地味な眼鏡

「怪我は大丈夫でした?」

「心に怪我を負った…」

「は?」

いや、もう、うん、銀さんのガラスのハートは傷だらけだよ

ちょっと指を釘と間違えて打ったぐらいで病院行ったのが間違いだった

怪我だっつーのに、いきなり血ィ抜きやがって

『あ、そっか、じゃあついでに検査しちゃえばいいね』

って!オイィィィ!

その上

『甘いもの摂りすぎだからかも知れんねー、このままだと睾丸とかアレ的なものがバーンするかも』

と、いう診断がおりた

‥‥‥‥バーン!?

自慢の息子が不能になるの!?

マジでそれは阻止せねば!

そんなわけで、坂田銀時、人生初‥‥‥あれ?6度目か?

まあ、とにかく

甘味絶ちをここに宣言しま
『ピンポーーーン』

‥‥‥‥誰だ宣言の邪魔しやがったのはァァァァ!?

「誰だコノヤロォォォ!ォ…?」

「あ?うっせーな」

瞳孔全開の恋人(照れ)でした

「な、何しにきたの?」

平日に来るなんて

「これ、お前に‥‥じゃ、」

ずいっとぶっきらぼうに渡されたのは白い箱

「あがってかないの?」

「まだ仕事が残ってる」

「そか、じゃあ‥‥」

「おぉ‥‥」

何か変な感じだったけど、とりあえず見送った

なんだろ?

箱を開けると中身はケーキだった

しかも高そう

「え、なに?なんでケーキ?」

くれた意図もわからないが、それ以上に頭を悩ませるのは

「甘味絶ち宣言…」

あ、途中で邪魔されたからまだだ

「食っちゃおv」

まるでダメな男はドロドロの道をひた走る

「冷蔵庫入れっぱなしだったやつって言ったら怒っかな」

煙草をふかしながら呟いた土方の声は煙と共に消えた

あれ?腹痛い

























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