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友禅游媚様の6万さんくす企画フリーをすべてかっさらってまいりました!

3.高校生


「俺と未来の話をしてください、って、告白すんのー」

「‥‥‥は?」

唐突に俺の家に遊びに来て

唐突に話し始めた銀時に、全ての思考回路がストップした




じくじく



「は‥‥、馬鹿にされんぞ」

フリーズした脳みそでは、そんな程度の憎まれ口を叩くので精一杯だった

「大丈夫ですー。笑わないで聞いてくれる人なんだから!」

何の根拠もないんだろうが、そう言い切った銀時の顔はとても幸せそうで

痛みが俺を襲う



だって

銀時がその言葉を誰かに言うとき俺はそばにいない

その誰かが自分である可能性すらないから




俺はお前が好きなんだ



一生伝えられないけど




「いや、まじいい子だから」

嫌だ、他の誰かを見ないで

「土方も知ってると思うよ?」

友達で良いから

そばにいさせて

「できることなら四六時中一緒にいたいわー」

「‥‥‥ッ、
ト、トイレ、いってくる‥‥!」

「あ、オイ!ちょ」

バタン!

じくじくと痛む心に耐え切れなくなり、部屋を飛び出した

勢いよく閉めた扉にもたれてずるずるとへたり込む

「ぅ、‥‥ッ、く」

どうしよう、涙が止まらない

そんな、高校生が語るいつ来るかもわからない未来の話

銀時にとっては明るい理想の未来

でも、俺にとっては‥‥‥

「土方?」

「!」

うずくまる俺に扉越しの声が掛かった

「ねぇ、そこにいるんでしょ?」

「‥‥‥‥‥ッ、」

声が出せない

泣いてるなんてバレたら…!

「いるなら聞いて、

まずは、ごめんね?」

「‥‥‥‥?」

何で謝られるんだろうか

全く意味がわからない

「それと、もうひとつ、そのままで聞いててほしいんだけど」

「‥‥‥‥‥‥‥?」




「土方くん、




俺と
未来の話を
してくれませんか?」




「‥‥‥‥‥!」

これは都合のいい夢ですか?

夢なら
醒めないで

























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