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みつめていたい


日曜日の仕事が終わると、いつも決まって向かうのは、家とは反対方向の予備校。

「8時半…か」
玄関前に車を寄せてエンジンを消すと、開け放した窓から煙を吐き出す。もう、30分もすれば、出てくるはずだ。

ただ黙って、ボーっと待っているだけなのに、退屈に思ったことなんて一度もない。9時になれば閉まる自習室から、出てくる愛しいあの人。

明日の月曜日は仕事は休み。さぁ、どうやって過ごそうか。
そうこうしていると、予備校の玄関から出てくる彼の姿が目に入った。

「待ったか?」
まだ考えてる途中なのか、眉間に寄ったシワはそのまんまで。

「たいしたことないわ」
伊吹は本当のことを言う。待たされたつもりなんて全然ないから。

「けっこう待ってたんだろ?灰皿いっぱいだぜ」
エンジンを入れようとした腕を掴む郁彦。

そう、私の彼は、この高校生。厳しい顔つきは変わらないものの、身体を寄せて私の頬に口付けてくる。

「どうしたの?」
身体を擦り寄せてくる仕種が可愛くて、伊吹は車のエンジンをかけぬまま、しばらく、猫みたいに甘えてくる彼の頭を撫でていた。

「俺今日ラーメン食べたい」
「ラーメンでいいの?食べに行く?」
「嫌。インスタントでいいから作って」
「はいはい」
じゃあ帰ろうかと、エンジンをかけて車を走らせる。

私の家に着くまで、基本的にはいつも無言。
朝からずっと、自習室が閉まるこの時間まで必死で勉強してる郁彦。まだ頭の中が切り替わらないのだろう。

職場の美容室から、さほど遠くない部屋に到着。このマンション全部が寮になっているから、家賃が安く済む分、1人暮らしでも車が持てた。

慣れた足取りで後ろを着いてくる郁彦の眉間のシワは、ここまで来ると、だいぶ薄くなっている。
決して広くはないけれど、私達2人には十分すぎるくらいのこの部屋。
私がキッチンに立つと、ソファにくつろいだ彼は勝手にテレビをつけ始めて。

「ラーメン作るから待ってて」
「はーい」
伊吹の呼び掛けにも、素直な返事。

インスタントだからって言っても、野菜くらい入れなきゃね。
ほうれん草にモヤシにネギ…と冷蔵庫から野菜を出していると、いつの間にか後ろに来ていた郁彦が抱き着いてきた。

「あん!…どうしたの今日は?」
普段から、口数の少ない郁彦は何も言わない。ただ黙ってくっついてるだけだ。

「作るからね」
料理をする伊吹のお腹のあたりに腕を回して、くっついたままの郁彦。腕は自由に動くから、邪魔にはならない。

伊吹はそのままの体勢で料理を続けた。
(好きだ好きだ好きだ好きだ好きだ)

言葉だけじゃ、言い尽くせない想いは口には出せなくて。郁彦は黙って、伊吹の背中にくっついていた。

『かわいい』って思われてることはわかってる。あんまり嬉しくはないけど仕方がない。だって自分は、彼女より4つも年下で、何の力もない、ただの高校生だから。

「郁彦、もうできるからあっち行ってて」
「はーい」
こんな、素直な返事、伊吹以外にしたことあったかな。

すぐに出来上がったラーメンが運ばれてきた。さすが伊吹、俺の好きなネギとチャーシューがたっぷり乗っている。

「いただきまーす」
たとえインスタントでもレトルトでもカップ麺でも、彼女が用意してくれた物だったらなんでも美味しいと思ってしまう自分は、きっと重症なんだと思う。

それでもいい、伊吹になら、溺れたって。

「そういえば、あたし次の日曜休みになったの」
「本当に?連休?」
「どこか行きたいけどねェ…急よね…」
「まぁ、なんでもいいよ俺は」

(伊吹と一緒なら、どこだって天国だ。たとえ家にこもっていても)
ニュースを見て、他愛のない会話をしながらラーメンを食べる2人。

先に食べ終わってから、丼ぶりも片付けないで伊吹の膝に頭を乗せて郁彦はゴロゴロ床に寝る。

「本当にどうしたの、今日は?」
(甘えたいんです)
クスクス笑いながらも、食べる合間に頭を撫でてくれる伊吹。その感覚が、物凄く気持ちよくて、すごく落ち着く。仕事柄、かなり荒れた指先なんだけど、そんな彼女の手も大好きだ。

「先にシャワー入る?」
伊吹の問い掛けに、膝に頭を乗せたまま、ふるふると首を横に振った。

「一緒に入る?」
こくこくと今度は首を縦に。ほとんど声を出さなくても、気にしないでくれる伊吹。元々、あんまり喋らない方なんだって話したら、それなりに慣れてくれたみたいで。

だって声なんかに出したら、何言い出すかわかんないだろ、俺。言葉なんかじゃ、いくら言っても足りないこの想いが、溢れて溢れて止まらなくなりそうで。

「じゃ、お風呂入ろう」
お湯を張る用意に立ち上がる伊吹のために頭を上げた郁彦は、空になった丼ぶりを2つ、キッチンに運んで何も言われる前に洗い始めた。家でもやったことなんてないのにな。

「あ、ありがとう!」
今度は伊吹が、郁彦の背中に抱き着いた。

(駄目だって…そんなことしたら、心臓バクバクなのバレるだろっ!)

丼ぶりを洗う手が止まってしまう。背中に、伊吹の頭と胸が当たっている。
(ああ、もう駄目だ、俺、死ぬ)

幸せすぎて。

「郁彦…」
伊吹が背中で呟くように呼んだ。

「大好きよ…」
ズキっと胸が痛んだ。

(俺なんかで、ガキなんか相手にしてて、物足りなくないのかな)

(年甲斐もなく、高校生に夢中なあたし)

お互いに、自分でいいのかと、自信なく思っていることは口に出せなくて。

手についた泡を洗い流し、水を止めた郁彦は、振り返り、伊吹を強く抱きしめた。
(俺の方が絶対好きだ、はまってる)
付き合い始めて、もう1年以上になるというのに、なんだってまだ、こんなにドキドキするんだろう?

(ああ、こうやって抱きしめられてると、安心する)
背は高いけど、普段あまり食べないせいで細い郁彦の身体。でも、その腕が、しっかりと自分を抱き留めているのかと思うと、ついつい甘えたくなる。高校生なのは、百も承知だけれども。

(ねぇ、キス、して)
抱きしめられたまま、顔を上げた伊吹に、意図を察した郁彦は口付けた。

(もう駄目だから、我慢できないから、俺)

「んんっ…ふぅっ…」
「んっ…」
貧るようなキス。互いの口内をまさぐりあい、吸い付いて、甘く噛んで。
郁彦の背中に腕を回した伊吹の腰から力が抜けた。

「っと…」
崩れかけた身体を支える郁彦。2人の唇の端からは、銀色の雫が、名残り惜しそうに糸を引いていた。

「もうっ!郁彦ったら!」
郁彦の首に腕を回して顔を伏せた伊吹の耳が赤い。

「それはこっちのセリフ」
その、赤くなった耳元で、聞こえるか聞こえないかギリギリの小さい声で囁いた。恥ずかしいのは、照れているのは自分の方だ。それ以上大きな声でなんて、言えないのだから。

「お風呂、入ろう」
ようやく離れた2人は、お互い俯いたまま、ぎこちなく服を脱ぐ。

一緒にお風呂に入るのも、いつものことなんだけどな。

広くはないバスルームで、いつものように、恐る恐るお互いの身体を泡だらけにしていく。洗っているうちに、だんだん抑えきれなくなってきて、大胆になるのもいつものこと。

後ろに回った郁彦が、伊吹の胸の尖端を指で転がして。もう片方の腕では、しっかりと身体を支えてやる。

「んぁっ…あっ…あっ…」
がくがくと膝を震わせて感じる伊吹に自分も我慢できなくなる。耳の中に舌を入れて、くちゅくちゅと音を立てながら舐めて。

「ふぁっ…郁彦…ッ…駄目っ…」
駄目なんて言いながら本当はイイんだから。

「伊吹、きれい」
行為を止めて、耳元で囁いた。このままじゃ、本当に我慢できなくなりそうだったから。

「もう!仕返し」
バスタブに座らされ、シャワーでボディーソープの泡を流される。泡の落ちた身体では、すっかり熱を持ってそそり立つモノを隠すことはできなくて。

「だ…駄目だって!俺もう出るからっ」
「イ・ヤ・よ」
潤んだ上目使いで言い切る伊吹は、両手で包み込んだそれに唇をつける。

「んっ…」
さっき、キッチンでキスしてから、ずっと我慢してたんだ、もう限界が見えている。

「や…やめ…伊吹!…イクっ…」
ビクっと身体をのけ反らせて、郁彦は中心から白濁液を吐き出し達した。飛び出した白濁は、勢い余って伊吹の髪の毛にまで飛ぶ。

「…だからっ…駄目だって…言ったんだっ…」
恥ずかしさのあまり顔を背けた郁彦をそっと抱き寄せる伊吹。

「洗えば良いだけよ。風邪ひく前に、温まって出よ」

今度は椅子に座らせて郁彦の頭を伊吹が洗う。美容師だけあって手際がいい。郁彦が湯舟で温まっている間に伊吹が長い髪を洗う。寒がりの郁彦が長く浸かっていられるようにと、いつの間にか定着していた順番で。さすがに2人で湯舟に入るのは狭いけど、その方が密着してしまって。

「あ…あのさ…伊吹」
「なぁに?」
濡れた髪を頭の上にまとめた伊吹が、もたれかかってくる。

「…やっぱ、なんでもない…」
(言えねぇよ…好きだなんて…)
今、こうしているのが幸せだなんて。

「ねぇ…郁彦」
「ん?」
「こうやって、くっついてると、幸せだね」

「…!?」
「大好きよ」
(どうして…)

狭い湯舟の中で、無理矢理身体を斜めに向けた郁彦は、伊吹の顎を掴んで覆い被さるように口付けた。

「なんで…なんでなんだっ」
「どうしたのよ?郁彦」

短い口付けが終わったと思ったら、今にも泣き出しそうな郁彦の顔が目の前にあって伊吹は戸惑った。

(どうしよう、あたしなんか悪いこと言ったかしら?)
「俺が…言えないこと、いつも先にお前が言う」
「…!?」
小さく震えて伊吹の肩に顔を伏せる郁彦。

「駄目だ俺…俺だって…本当は…」
(同じこと思ってる。伊吹よりずっと、ずっと強く思ってる)

「駄目じゃないよ」
郁彦の頭をそっと撫でた。

「あたしは、言わなきゃ不安になるの。大好きよ、郁彦」
小さく、郁彦が頷いたのがわかった。

(俺は…言えない。俺なんかで本当にいいのか?)
「本当はねぇ…学校にだって可愛い子いると思うんだァ…。でもね、あたしは郁彦が好きなの」
頭を撫でたまま伊吹は独白のように続ける。

「毎日会えないし、だいぶ年上でごめんだけど、それでも好きなの」
(友達が知ったらなんて言うかしら。彼氏が高校生なんて)

「違うっ…」
郁彦が顔を上げた。

「俺の方が好きだ!好きで好きで、どうしようもないくらい好きで、俺みたいなガキでいいのかって思ったら、何も言えなくて…」
(伊吹は、本当に俺で満足してるの?)

「馬鹿ね…」
「…!!」
(どうせ馬鹿だもん。成績がなんだ、俺は馬鹿なんだ。そんなこと、自分が一番わかってる)

伊吹が立ち上がった。
「あたしのぼせそうよ。出ましょう」
顔が赤いのは、湯舟に浸かっていたからだけじゃない。

「ガキだなんて思ったことないわ。大好きよ」
(思ってたら、こんなに好きになれないわよ)
小さく言うと、伊吹はそのままバスルームを出て行った。

(きっとバレちゃったよな…泣いてたの…)
ゴシゴシと目元を拭った郁彦は、湯舟のお湯で顔を洗う。

(早く大人になりたいな…。お前を、ちゃんと守れるくらいの大人に)
それでもなんとか平気な顔を作り、しばらくお湯に浸かって、郁彦もバスルームを出た。

ボクサーパンツ1枚で髪の毛を拭きながら冷蔵庫を開けた。なんか飲みたい。

「なぁに、その格好、誘ってんの?」
パジャマに身を包んだ伊吹がソファの上で髪の毛を乾かしながら笑った。

「あ…いや…」
さすがの自分も、湯舟に浸かり過ぎて暑いなんて恥ずかしくて言えないし。

「…だったら、どうする?」
郁彦は、ちょっとだけ、聞いてみたくなった。伊吹がどう答えるのか。冷蔵庫から出したお茶を飲みながらソファに向かう。

「決まってるでしょ、その誘いに乗っちゃうわ」
満面の笑みで、自信たっぷりに応える伊吹。

(ああ、駄目だ俺。俺の方がヤラれてる)
期待以上の答に、きっとまた赤くなっただろうけど、風呂上がりのせいにしてしまおう。

ソファの隣に座って、また甘えてやろうと思った時だ。携帯電話がけたたましく鳴った。

「あー、電源切っとくんだったァ」
ぼやきながら取り出すと、表示された名前と写メは、2つ年下の従兄弟のもので。

「ごめんな、伊吹」
どうせたいした用事じゃないだろうけど、一応身内だし、身内で一番よく連絡取るし、万が一ってこともあるからな。仕方なく郁彦は電話に出た。

『おー郁彦兄ちゃん!デート中なのわかってて悪いんだけどって、気ィ使ってるように見せかけといて全然使ってないワザトなんだけどよォ』

ピシっと郁彦の頬が引き攣った。やっぱり、そんな大事な急用なんて、そうそうあるわけがないか。

「なんの用だ、宗則」
『せっかちだなァ、おい。どーしてもわかんねェ問題あるんだけど教えてくんない?今から英文読むからなァ!えェと…You're not some baby…』
「んなもん明日にしやがれっ!!」

携帯を握り潰しそうな勢いで、怒鳴った郁彦は通話を切った。
(電源切っといてやるっ!)
しかし、郁彦が電源を落とすより早く、再び宗則からの着信が入る。

「んなんだよっ!!」
『兄ちゃんさぁ、明日ったって明日学校来ねェじゃん?それに、ラブラブなのは羨ましいけどさァ、出来ちゃった結婚で寿退学とかやめてくれよなァ!俺、今金ないからご祝儀包めないぜィ』
「ンな、くだらねェことで電話してくるなぁーっ!!」
今度こそ電源を落とす郁彦。

「あ…、ごめんな、伊吹」
ついつい、一緒にいたことも忘れて怒鳴りまくってしまったではないか。この俺としたことが。

「ううん、電話、誰からだったの?」
電源を切った携帯を鞄の中にしまって、郁彦はソファに戻る。

「ああ、2つ下の従兄弟で、宗則っていうんだ」
あの馬鹿が、くだらない電話なんかしてくるもんだから、雰囲気がぶち壊しだ。

「ごめんなぁ、アイツ絶対わざとだから。後で、ゼってェシバいてやるんだ…」
「いいじゃないのよ」

(あたしが、まだ見たことない顔してた)
伊吹が、身体を預けて微笑んだ。

「郁彦があんなに怒鳴ってるの、初めて聞いた。ちょっと、安心したよ、アタシ」
(だんだん、感情を外に出せるようになってきてるんだ)

「あ…」
そう言われてみればそうだ。あんなに叫んだり怒鳴ったりなんて、宗則相手じゃないと、ほとんどしないから。ましてや、伊吹の前だと、恥ずかしさと照れが先に来て、ほとんど無口だもんな。

「そうやって、言いたいこと言える相手って必要じゃない?」
(言いたいことも押さえ付けて、我慢することしか知らなかった最初のあなた)

「う…うん」
確かに宗則相手で言えないことなんてほとんどないし、アイツが口悪いから、つられてどんどん汚い言葉が出てきたりする。そんなの、アイツだけだ。

伊吹だけじゃなくて、妹や、クラスメートだって、きっと俺の怒鳴る姿なんて見たことないに決まってる。あ、敦史はあるかもな。酔うと性格変わるらしいから、俺。

1人でウダウダ悩んでいると、伊吹に頬をつかまれ、強制的に顔を正面に向かされた。

「それで、改めてあたしを誘ってくれるのかしら?」
かああっと、郁彦は耳まで赤くなった。

(なんなんだよ、大人になったら、こういうことも言えちゃうようになるんですか?)
無言のまま、伊吹の背中と膝の裏に腕を回し、抱き上げる郁彦。移動する先は、もちろんベッド。

「郁彦、細いけど力はあるよね」
(つい、頼りたくなってしまう)

「あんま、見んな、恥ずかしいから」
(だって、これくらいできなきゃ恥ずかしいだろ?男なんだから)

「いいじゃない…」
伊吹の腕が首に回った。

『照れた顔も大好きよ』
耳元で囁く。照れてるのはあなただけじゃないんだから。

ベッドの上に優しく寝かされて、郁彦が覆い被さってくる。唇が首筋を伝って、ゆっくりと肌を降りてゆく。

「あっ…んァっ…」
不器用な触り方でも敏感に反応する身体も、甘い声が抑えられないのも、全部あなたにハマってる証拠。ねぇ、郁彦、あなた気付いてる?

さっきお風呂で1回出してたって、若い郁彦の中心はもうすっかり元気を取り戻していて。
決めた、明日は出かけるのはやめちゃおう。ずっと2人で、1日中抱き合ってるのも悪くない。あなたとだから。

「伊吹…好きだ…。好きだ好きだ好きだ」
顔を見られるのが恥ずかしくて、肩に頭を埋めて吐き出した。

(抱きしめられて、耳元で言われるのって、すごく幸せなんだけど?)

「んぁっ…あたしも…んふぅっ…」
愛してる、なんて言葉だけじゃ、いくら言っても足りないから。

涼しい目元で、本当は内に激しい感情を隠していることくらい、気付いてる。
だからこれからもずっと、ずっと見つめていたいの。

照れて赤くなったあなたの顔を。
安心しきって甘えて眠るあなたの顔を。
すぐに泣いちゃうあなたの顔を。
真剣な眼差しで参考書を読むあなたの顔を。
全部、全部好きだから。


終わり











自分ツッコミ

なんですか、このウダウダ文わ…Σ( ̄□ ̄;)!
っていうか、実はウダウダ文がどうしても書きたかったです、この2人で(汗)
でも、なんたって郁彦が無口なもんで、困ってしまいました。本当は最後まで伊吹視点で行こうと思ったんだけど…無理でした。心の中の呟きばっかりなんだもん。
一体どれがどっちの心の声なのか、わかるとは思いますが…あ、わからないところは2人同時に同じこと思ってます。そういうのもあります。

しかしねー、あんまり2人がしゃべらないもんだからさ「おい、むぅ!お前ちょっと嫌がらせ電話かけたれよ」って言ってやったらさ、なかなかいい働きしましたね(苦笑)仕方ない、ご褒美に短編だ(笑)
むぅが読んでた英文は『GARBAGE』の『WHY DO YOU LOVE ME』の歌詞の一部分でした。
あれだけじゃわからんわな(爆)

それにしても…郁彦可愛いっす(爆)本編では、可愛さ余って未だ出し惜しみ(笑←06/8/27現在)ってくらいですからね〜

でも、個人的には、宗則と杏奈みたいな「好きだから我慢できませーん、いっただきまァす」みたいなHの方が、書きやすかったです。

この短編の時期は、高校編の陸上競技会の前の週で、この翌日の月曜日に杏奈が実習に来るわけですよ。その次の火曜日には、敦史の家から登校した宗則に、送ってもらったところを目撃されると。そんな感じです。

アレ…それだと、陸上競技会の後の2人の話がもう1つ書けちゃうな…あの後はラブホ行くんだよな…


なんか言い訳ばっかりになりましたがこれで…


























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