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途中から激エロです。ご注意下さいませ。

万斉とまた子と3人で模擬店を回ってちょこちょこ食べて。

イミティション・ゴールド


万斉のヤツは、歩いてる最中に何回も『あ、今の子イケるでござる』とか言うからさ。向こうに聞こえやしないかとヒヤヒヤもんだった。
ってか万斉、お前の好きなタイプと俺って、ちょっと違わねェか?万斉が『イケる』って言う子は、短髪の割合が高いような気がしたんだけど、気のせいかな。

1時間くらいで俺は1人で剣道部のブースに戻って。迷子になったら連絡しろって2人を好きなところに行かせたんだ。目的はライブだったみたいだからな。第一体育館の場所も教えてやったし、大丈夫だろう。その後も、ちょこちょこ2人は俺んとこ来てたけど。

沖田はあれからずっとブースの中にいて、文句も言わずに手伝いをしている。時々、土方になんか言って、土方が真っ赤になってるんだけどさ、いいなァって思っちまって。あいつらもラブラブでさ、岡田と武市のこと、羨ましいなんて言う必要全くないんじゃねェか。

それに引き換え俺は。さっきからずっと、携帯ばかり見てる。メールを送っても返事がない、着信すらない携帯の画面を見つめては、溜息しか出てこない。

「よし、そろそろ片付け始めるかァ!」
まだフランクフルトは10本くらい残ってるってのに、近藤が終了宣言を出した。

「残りどーすんだァ?近藤さん」
「俺が買う!お前ら残り、全部食えーっ!」

うわ、さすが部長だなって、思っちまった。近藤が、あれだけ馬鹿なのにこれだけ部員に慕われてるのは、こういうところなんだろうなって思う。東城にもあげてこいって、2本持たされた銀時がお使いに行って、俺も1本いただいた。食べ終わったから片付けを手伝おうと思って、立ち上がったら、近藤が近づいてきた。

「高杉、今回はありがとうな」
「いや、別に…」
倒れて昨日なんか役に立ってないわけだしさ。

「俺ら、これから打ち上げするんだけどな」
どうせ朝まで飲むから、坂本と一緒に来いって。手伝ってもらった分、俺と銀時はタダでいいと。執行委員会も打ち上げはやるだろうけど、多分今日じゃないからって。

「こんどー…?」
正直、近藤がそんなことに気が回る人間だとは思ってなかった俺は、ポカンと口を開けたまんま何も言えずに見上げるだけだった。

「いや、でも、まァな。お前が好きなようにしていいぞ?」
なんなら今日来てた友達も呼んだらいいって。打ち上げなんか大人数でやった方が楽しいからなって、大口開けて笑う近藤の後ろで、ニヤリと笑った沖田が親指を立てていた。

(ああ、そういうことか)
沖田はきっと、俺が携帯ばっか弄ってたことに、気付いてたんだと思う。そして、全然辰馬と一緒にいれなくて、本当は拗ねてたこともバレてたんだと思う。近藤がこんなことを言ってきたのは、間違いなく沖田の助言なんだろうな。

「じゃー、片付けたら委員会行ってみる」
「うん、もう着替えていいからなァ」

辰馬は今頃ダンスパーティーに行ってるはずだから。俺は、ちょっと浮かれ気分で近藤の言葉に甘えて、先に剣道場で着替え始めたんだ。これで辰馬が仕事してたって、その近くにいられるわけなんだからさ。

着替えを終えて、自分の鞄を持って学生会館へ。ダンスパーティーとか、そういうのはあんまり好きじゃないんだけど、辰馬と一緒だったらいいかなぁって。くっついてても、暗がりの中だったら、あんまり目立たないよな?3日分甘えてやるんだって、浮かれながら辰馬を探すんだけど、どうしても見当たらない。ステージの端の方に、ようやく知ってる顔を見つけてさ。それは、タイムスケジュールを調整してる陸奥だった。

「おまんがダンパとは珍しいのう」
「いや、踊りに来たんじゃないんだけど…」
「坂本かァ?」

先に委員会室に戻ったはずだからと陸奥に言われて。陸奥も、あと10分くらいで交代して、一旦委員会室に戻るみたいで、ちょっと待ってろって言われた。委員会室の場所くらい知ってるけど、まァ、委員でもない俺が1人で行くのは不自然かなって思って。俺はぼんやりしながら陸奥を待っていた。たった10分だし。

「待たせたの」
交代してすぐに陸奥は俺がボーっと立ってた隅の方に来てくれて。

「そういえばおまん、昨日倒れちょったんは、大丈夫じゃったんか?」
「あー、あれは。精神的なモンだから、もう大丈夫」
「ほーか」

学祭期間中に2回も運ばれたのは俺くらいだって陸奥に笑われてさ。ホントごめんなさいって思ったんだけど、別に怒ってはいないみたいだった。

「なんじゃ、鍵かかっちょるのぅ?」
馬鹿はどこ行ったんじゃ?って言いながら、委員会室の鍵を回す陸奥。その瞬間、有り得ない声が、廊下にまで漏れてきた。

「ぁっ、んあっ…、……とさんっ」
俺と陸奥は一瞬顔を見合わせて。そして、勢いよく、扉を開いたのは、陸奥だった。

「………………!」
机の上で、大きく脚を拡げた眼鏡の少年(多分高校生くらい)と、その上に覆い被さってる辰馬。どっちかっつぅと、少年の方が必死で、辰馬にキスを求めているように、俺には見えた。っていうか、なんだ、コレは?

「あ………」
俺と目が合って、明らかに『ヤバイ』って顔をした辰馬を、やけに遠くに見ている気がする。

「坂本さんっ、ゃだぁっ、焦らさないで下さいよぉっ」
少年は、俺達が扉を開けたことに気付いてないみたいだった。

「10分で終わらせィ」
陸奥の声が響いて、扉が閉まりかける。そこでようやく、俺は正気に戻った。というか、目に入ってきた情景を、頭が正しく理解した。

「テメェなんざもう知らねェっ!」
俺は、持っていた鞄を中味ごと全部委員会室の中にぶちまけて。そのまま走ってその場から逃げ出したんだ。

「おいっ、高杉ィっ!」
陸奥の声が後ろで響いていたけど、もう放っといてくれよ。

道もわからずただ無茶苦茶に走って。涙で前が霞んで、どこを走ってるのかがよくわからないんだ。

それでももう、どうでも良かった。どうにでもなれって思ってたから。

「馬ァ鹿、先輩がダンパなんか行くはずないッスよォ」
「でも、坂本殿は行くって、さっき」
「そりゃそうッスけどォ」

聞き覚えのある声の2人組が、階段を降りて来たなとは思ったけど。今の俺には、誰だかわからなかった。

「晋助!」
そのまま無視して突っ切ろうと思ったのに、男の方が俺の行く手を阻んで身体を掴んだ。

「晋助、晋助?どうしたでござるか?」
俺の名前を呼ぶこの声が、懐かしいような気がする。

「どっか……、連れてって」
無茶苦茶に走ってきた身体は呼吸も荒くて膝もガクガクで。抱き抱えられたのをいいことに俺はそのまま身体の力を抜いてしまった。

「晋助、しっかりするでござる!」
(……もう、嫌だ)
なにもかも。

「また子、先に帰ってるでござる」
「わ、わかったッス!」

万斉は財布から千円札を数枚取り出し、また子に押し付けた。一緒に帰るつもりだったせいで、また子はほとんどお金を持ってきていなかったからだ。本当は、晋助も入れて3人でご飯でも、と思っていたのだが、どうやらそれどころではない。

「連絡しろよ、馬鹿兄貴」
「わかってるでござる」

高杉の携帯にかけても取ってもらえず、やっと見つけた剣道場は真っ暗で誰もいない。そういえば、2人で歩いていた時に会った坂本が、今夜はダンスパーティーだと言っていたのを思い出して会場まで来てみたがハズレ。諦めて帰ろうかと思っていたところだったのだ。

(恐らく彼氏となんかあったでござるな)
虚ろな瞳で、果たして自分だと認識できているのかどうかもわからない高杉の腕を肩に担ぎ、万斉はタクシーに乗り込んだ。

***

目覚めた時…というか、なんとなく正気に戻った時。俺はベッドに寝かされていて、目の前の椅子に座っていたのはヘッドフォンもサングラスも外してる、万斉だった。

「ここは…?」
「見ての通り、ラブホでござるよ」
本当はもっと違うところに連れて行きたかったが、急過ぎて無理だったと万斉は目を伏せた。

なんで万斉がいるんだろう。確か、委員会室まで陸奥と行って、そこで辰馬が浮気してる現場を見てしまって。それからわけもわからず走ってその場から逃げ出して。そうだ、そういや、逃げてる途中で、誰かにぶつかったんだよな。ぶつかったのか?あれが万斉なんだとしたら、ぶつかったんじゃなくて、引き留められたのか?

「晋助」
意識がなくなる前のことを、思い出している間に、いつの間にか俺は泣いてしまっていたらしかった。万斉の長い指が右目の目尻を拭ってくれる。

「晋助の泣き顔は、もう見たくなかったでござるよ」
ベッドの端に座り込んだ万斉の腰のあたりにしがみついて、俺は泣いた。

その間ずっと、万斉は俺が泣き止むまで、頭を撫でてくれていた。

***

委員会室で、陸奥や桂を前に、坂本は正座させられていた。その隣には、相手の少年。見た目通りの16歳で、高校生だという。

少年の名は志村新八、姉が1人いて、その姉というのが、だいぶ前から近藤が惚れ込んでいるキャバクラ嬢のお妙だという。

そんな関係で、以前より面識があった坂本と新八だが、今回は、近藤が手に入れた、寺門通バンドのライブチケットがお妙に渡り、お妙から弟の新八に渡り、新八はライブのために学祭へやってきた。そこで、坂本を呼び出し、コトに及んだという話である。

「いやァ、高校生なんは知っちょったんじゃけどのォ」

誰もが呆れたが、事実『僕は坂本さんが好きなんですっ!』と、新八が坂本にしがみついて泣き出したため、陸奥や桂でさえお手上げ状態になっていた。そうやって迫られて、断れるような坂本ではなかった。

「それより陸奥ぅ。…晋は?」
正座のまま、機嫌を伺うように見上げた坂本を、横から殴ったのは桂だった。

「警備員にも探させているが、もう学内にはいない」
高杉がぶちまけて行った鞄の中味には、財布や携帯、家の鍵も含まれていた。

剣道部の打ち上げに行っている銀時の話では、来ると言っていたのにまだ来ていないという。財布も携帯もなくては、行けるところなど限られているだろうと、手当たり次第に交遊関係に連絡したが、学祭最終日のため、ほとんどみんな、近藤に呼ばれて打ち上げ会場に集まっていた。剣道部には関係のない、幾松や東城、似蔵に武市までも。

更に、高杉は後から坂本と一緒に来るのだと、誰もがそう思っていたため、剣道場で着替えてたという、その後の足取りは、誰も把握していなかった。着替えた後は、陸奥とダンスパーティー会場で合流し、今回のことになっているわけだが、とどのつまり、誰も行き先がわからない、行方不明、ということだ。

「坂本。アイツに何かあったら、俺はお前を許さんからな」
アイツを泣かせるなと言ったはずだ!と怒鳴りつけるのは桂。

「志村新八とか言うたがか」
「は、ハイ!」
もう遅いから、新八は陸奥が車で送って行くことになった。桂は、最後に一つだけ用があると委員会室を出て行き。

「坂本、おまんはどうするつもりじゃ」
「わしは…」

晋助の荷物を持って、一度家に帰ると坂本は応えた。家の鍵を持たない以上、まさか家の前にいるとは思えないのだけれど、と。

「陸奥…。わしは、大馬鹿もんじゃ…」
「そんなん前からじゃ」

軽はずみな行動で、何人好きな相手を傷つけたら気が済むんじゃ?と言い放つ陸奥の言葉が痛かった。

「坂本さんを責めないで下さいっ!だって、僕がっ…」
「おまんは黙っちょれ」
必死で食い下がろうとした新八を一蹴する陸奥。

「こやつはの、前科がありすぎなんじゃ。これまでも」
高校時代から知っているだけに、陸奥には容赦というものがなかった。

***

散々泣いて、風呂に入ったら少し、落ち着いた気がする。

万斉なら、一緒に入ろうって、入ってくるんじゃないかと思ったけど、そんなことはなくて。俺が上がったのを見届けてから風呂場に行って、腰にタオルだけ巻いた姿で、今出てきたところだ。

いつもツンツンに立ててある髪の毛は完全にぺしゃんこに潰れてて。肩幅が広くて胸板もしっかりしてるのに腰の当たりは細い。変わってないなァと、ボーっとした頭で髪の滴を乾いたタオルで拭き取っている万斉の身体を眺めてた。

俺は、貧弱な身体を、万斉みたいに曝す自信がないから、きっちりバスローブを着こんで襟元までしっかり隠してんだけどさ。

万斉が、冷蔵庫をパタンと閉じる。中からミネラルウォーターを出してきてくれたのがわかった。

「晋助、飲むでござるか?」
「ん…。じゃあ、もらう」

コップに半分移したミネラルウォーターを、身軽な動作でベッドに座ってる俺のとこまで運んで来てくれた万斉。

(…………?)
その水を一口、口に含んで喉に通した瞬間。ピリっとした、水には有り得ない刺激が舌についた。

「お、お前っ、何入れたっ!」
「…バレたでござるか」

指に力が入らない。ベッドの脇にグラスを置こうとしたけれど、持っていられなくなって、グラスは床に落ちて水がカーペットに染みを作ってゆく。コップが割れなかったことに、なぜだか安堵した。

「こうでもしないと無理かと思って」
身体に力が入らない。ベッドに突っ伏して、睨み上げたら、万斉はティッシュに何かを染み込ませているようだった。

「やだ、やめろ、万斉…っ」
「嫌でござる」

後ろから抱えられて、さっきのティッシュで鼻と口を塞がれたら、吸い込まないわけにはいかない。元々、最初に水に入れられてた薬のせいで、マトモに動かない身体じゃ抵抗することなんてできやしない。

バスローブの帯は、いとも簡単に外されて全裸にされる。それで手首をきつく拘束された。

「やだ、やだ万斉っ、こんなのやだっ」
俯せにベッドに押し付けられた顔の部分にはあのティッシュ。

「晋助、好きでござる」
薬を大量に吸い込んで、ぶっ飛んだ頭の片隅で、背中を這っていく唇の感触と、辛そうで泣きそうな万斉の声を聞いたような気がした。

「んぁっ、ぁっ、ふぁっ、ゃだ、ばんさ、いっ…!」

身体の下に潜り込んできた万斉の指が、胸の飾りを弄ぶ。きつく摘まれる度に広がる痛みと、なぜか痺れるような快感。こんなに痛くて痛くて泣いているのに、指を離されると寂しくてもどかしい感じがして『もっとして、もっと潰して』と叫んでいた。

「だんだん本性が出て来たでござるな、変態。いいでござるよ」

ぐいと腰を持ち上げられて、膝を立てた状態で完全に秘部を曝してる。慣らしもしていないそこに、思い切り突っ込まれたのは、たぶん、バイブ。ローションは塗られていたから、切れはしなかっただろうけど、突然中を拡げられる激痛に、俺は悲鳴を上げた。

「ひやあああああっ!ああああ…、うああ、ふああ…っ」

いきなり最大までスイッチを上げられて、機械に中を抉られるキツイ快感に、俺は背中を仰け反らせて喘いだ。的確に前立腺だけを狙った刺激に、一気に高みへと昇り詰める。

「ぁぁああっ、イっちゃう…、イっちゃうっ、出る、出ちゃうっ…」
「まだ駄目でござる」

ぎゅうっと根本を紐か何かで縛られて。限界なのに開放されない熱に、泣きながら許しを乞うた。

「ぁっ、ぁぁあっ、許してっ、助けてっ」
「許してほしけりゃどうするんでござるか?晋助」
「舐める、舐めますっ、ァっ、うあぁっ…、舐めっ、させて、くださいっ」

髪の毛を掴まれて、不自由な両腕の代わりに、肩で上半身を支え、顔の目の前に差し出された万斉自身にチュッと口付けてから、怖ず怖ずと舌を這わせていった。

なんか、こうやって舐めさせてもらうのって、久しぶりな気がする。俺の中で何かが弾けていく。ご奉仕できるのが、嬉しい。

「おいしいでござるか?」
俺はこくこく頷きながら口の中全体を使って、夢中で万斉の中心を貧った。舐めている間も、引っ切りなしに乳首は嬲られ爪を立てられ、痛みにガクガク身体は震えたけど。口を離したり歯なんか立てたりしたら、もっと酷いことをされるのだと、何故だか俺は知っていた。

「もっと舌を使うでござる」
パンっとお尻を叩かれて痛みにビクンと身体が跳ねた。
「下手になったでござるな、晋助。最近してないと見たでござる」

また叩かれた。悔しくて哀しくて、俺は泣きながら喉の奥の奥まで万斉自身をくわえこむ。苦しくなって吐いてしまいそうな寸前で引いて、また深く。苦しくて苦しくて、涙が止まらないのに、やめられない。

「そうそう、思い出してきたでござるな」
ご褒美でござると一層強く乳首を捻り潰されて身体が硬直した。歯を食いしばりたい程の激痛の中で、身体だけはどんどん内側から痺れたように熱くなっていく。ああ痛い、死にそうなくらい、痛くて気持ちいい。もっと嬲られたい。蔑まれたい。もっと、無茶苦茶に乳首潰して。俺の乳首、壊れてもいいから。むしろ、壊して。

『嫌だ』と思っているのは紛れもない事実なのに、間違いなくこの、めちゃくちゃにされる感覚を、何もかもわからなくなる程の快感を、俺の身体は知っていた。

***

自分がドSの変態であることはさて置いて。晋助もなかなかの変態なんでござるよ、実は。しかもドM。

もう、とっくに度を越しているであろう快感に、とうとう拙者のモノから口を離して、くたっと倒れ込んだ晋助の顎を掴んで無理矢理顔を上げさせると。

「はぁっ、うああっ、ばんっ、さいっ…、ごめ、なさ、いっ、ゆる、してっ…」

焦点の合わない右目で拙者を見上げてくるのだが、その表情はどこか恍惚としている。飲み干す力もなくなったのか、口の端から零れた唾液もなまめかしいというもの。

これだけ泣きながらも、もっと快感を欲しがってぎゅうぎゅうにバイブ締め付けてるところなど、もうこの淫乱な身体に病み付きでござる。…いや、病み付きでござった、拙者は。

「何か言うことは?」
「ぁっ、ぁっ、ァ、お仕置き、してっ、下さいっ」
「どこがいいんでござるか?」
「ち、くびっ、ぁっ、はっ、ぁあっ、壊してっ、メッタメタにっ」
「そんなに痛いのが好きでござるか」

拙者は、晋助の乳首に、望み通り噛み付いてやったでござる。それこそ容赦なく。半端な痛みは辛いだけでござるから。

「ひぎゃぁぁぁぁぁっ、あああっ、うはああっ、ああああああっ」
今のは縛ってなければイったでござるな。腰のあたりが痙攣してるでござる。

「気持ち良がっていてはお仕置きにならんでござろうが」
「ぁぁぁぁあ、あっ、ごめ、なさっ、いっ」

拙者にとって唯一の問題点と申すか不満と申すか。それは、晋助が『薬でぶっ飛んだ時』くらいしか、なかなか本性を出さないというところなのでござる。どうも晋助自身、自分の性癖を認めたくはないようなのでござる。
まァ、今の彼氏の坂本殿は、どうやらSでもMでもなさそうな感じでこざったから、晋助もきっと、今は普通のノーマルセックスしかしていないのでござろう。それは、晋助の身体を見てもわかることではあるが。簡単に真っ赤に腫れた乳首は慣れていない証拠。拙者と付き合っている間は、最初を除けば、こんなことなかったんでござるよ。

「晋助、イキたいでござるか?」
ベッドに横たわったまま、小刻みに奮え続ける晋助の身体を見下ろして聞いてやったでござる。

「ぁう、イキ、たいっ、万斉の、入れてほしいよぉっ、ぁっ、ぁっ、万斉の、が、いいっ、ほし、い…ですっ、おかっ、犯してっ」
ほら、堪らなくカワイイでござろう?もっと痛めつけて、泣かせたくて鳴かせたくて我慢できなくなるでござるよ拙者は。

「知らんでござる」
「あぁぁぁ…、ゆるしてぇ、イカせてぇ、ぁぁあうぁぁぁ…」
「うるさい」

乳首を責めるだけでは勝手に口を離したお仕置きにはならぬと、四つん這いにさせて真っ赤になるまでお尻をスパンキングしてやったでござる。ただ、バイブの振動は、少し弱めてやったでござるが。身体に力が入らなくなって、崩れる度にやり直し。

「いぎぃぃぃぃぃ、ゆるしてっ、くぁぁぁぁぁぁ、あひいぃぃぃっ、ぁっ、はっ、ゆるしてっ、ゆるしてっ、ぁああああぁっ、痛いよォっ、痛いっ、痛ぁアっ、ゃだぁぁぁっ、叩かないでっ、ぅわあああん、ゆるしてっ、舐め、るっ、舐める、からァっ、ゆるしてェっ、痛いよぉっ」

どうも前から晋助はスパンキングが苦手のようなのでござる。這いつくばって、激しく泣きながら足の甲に縋ってきたところなど、教えたことは身体に染み付いて忘れてはいないようでござるが。晋助の好きにさせてやるでござるよ、しばらくは。

「晋助はド淫乱でござるな。そんなに舐めるのが好きでござるか?」
「好き、好きですっ、ばんさ、い、気持ち、いい、ですか?」
「喋らなくていいでござる」
「んー、んんーんーっ」

お仕置きと称してまた真っ赤な乳首を責める。ぶっちゃけ、お仕置きもご褒美もやることは変わらんのでござる。洗濯ばさみでもあれば、いい飾りになったんでござるが…。今の晋助にはちとキツイかもしれぬ。

薬を使うと、終わった後で晋助が調教の内容を覚えてないというのが拙者としては問題なのでござるよ。もっと調教したら、薬なんかなくても、もっと可愛いM奴隷になるはずなんでござるが…。まァ、そこは致仕方ない。

晋助の舌を味わいながら、時々上手くできているご褒美だと言って、縛られてイケない中心を扱いてやる。溢れ出した粘着質の液体を指で掬って先端にぐちぐちと爪を立ててやると、振動を弱めたバイブでは痛みの方が強くくて辛いのか背中を硬直させて腰を揺らしながらも、萎えるどころかますます堅くするんでござる。

「ホラ、晋助は淫乱だから、こんなにぐちゃぐちゃでござるよ」
くちゃくちゃと濡れた水音が、わざと晋助に聞こえるように中心は嬲るでござる。

「拙者、ここにはローションはつけてないはずでござるが」
「んーっ、うぐっ、んー、んんっ、んーんーんー、んぐっ、んっ、んんーっ」

同時に与えられる痛みと快感と苦しさ、それから羞恥心に、拳を握り締めて、必死で耐えている姿がそそるでござる。

失神寸前までバイブを出し入れして前立腺を攻め立てて。そろそろ悲鳴が掠れてきた。体力も限界でござろうか。

「晋助、どうして欲しいか言うでござる」
「ぁっ、ァあっ、ばん、ばんさいのっ、ぁっ、万斉ので、俺んな、かっ、ぐちゃぐちゃにっ、して欲しいっ、ぁぅっ、ばん、さい、のがっ、欲しいっ、も、入れてっ、イキたいょォっ、もぅ許してっ、死んじゃうっ」
「まァ、合格点でござるかな」

中に突っ込んでいたバイブのスイッチを止めて引き抜く。晋助を仰向けに寝せて、両脚を抱え、すっかり熱くなっている中を自分のモノで一気に貫いてやったでござる。

「っ…」
「んああああああっ、あああっ、ぅはぁっ…」

使ってる割には締まりがいいんでござるよ、晋助は。まァ、名器と言ってもいいかもしれぬでござる。

それと晋助は正常位が一番好きなんでござる。一番イイところに当たるのか、これは別に、薬を使わなくても本人も認めていることでござるが…。ピクピクと痙攣しているところを見るとイってしまったでござるか…?あ、いや、まだ縛ったままだったでござった。これでは晋助がイクにイケないでござる。

晋助の中心に、がっちり食い込んだ紐を解いてやってから、拙者は晋助の中を堪能するように激しく突いてやったでござるよ。

「ぁっ、ぁっ、ぁあっ、はァっ、あああっ、出るーっ!」

ここまでくればもう、前なんか触ってやらなくても、勝手にトコロテンでイキまくるでござる、晋助は。散々我慢させた分、イキたいだけイカせてあげるでござる。結構普段から晋助は早い方だから。何回イケるでござろうか?晋助が絶頂を迎える度に、中が奥の方からきゅうっと締め付けられて、流石の拙者も、その瞬間だけはちょっと我慢しないとキツイ感じでござる。

「ばん、さいっ、…ばんさいっ…!ああ、イク、イっちゃうっ」

縛られたままの手を、必死でこちらに伸ばしてくる時は、キスをせがんでいる合図でござる。肘で己の身体を支え、泣きながら舌を突き出して喘ぐ晋助に唇を重ねてやった。舌を絡めて唇を貧ると、縛られたままの両腕がもどかしそうで。手首を戒めていた帯を外してやると、達しながら拙者の背中に腕を回してぎゅうっとしがみついて来るでござる。

もうこの、一つ一つの仕種が可愛くて可愛くて、ついつい我慢して少しでも晋助と長く繋がっていたいとか、晋助を味わいたいとか思ってしまうんでござる。

「もう何回イったでござるか?この淫乱が」
「ぁっ、ごっ、ごめんなさっ、ァっ、ぅああっ、イク、イクぅっ」

この状態なのだから、無意識だとは思うのでござるが…。あまりにもきつく締め付けてくるものだから、拙者もそろそろ限界、イクことにしたでござる。

「ひいぃぃぃっ、いた、痛いいっ、ひぎっ、許して、許してっ、やあああああっ」
「その痛いのが好きなんでござろうが」
「ごめ、なさいっ、ごめ、ぅあああああっ、イク、イク、イクーっ!」

晋助の乳首に歯を立てて噛み付いて、激しく嬲りながら。痛みに反応して昇り詰めぐいぐい締め付けてくる中を味わい、一気に最奥を貫いて、晋助の中に熱い欲をたっぷり注ぎ込んだでござる。

ひくんひくんと身体を震わせながら、何度目かの絶頂を迎えた晋助は、そのまま失神してしまったようでござった。

このまま追い出されるまで延長にして、晋助はゆっくり休ませてあげることにするでござるよ。

新しいペットボトルの水を冷蔵庫から出して飲みながら携帯を確認したら、桂さんからの着信が3度入っていたでござる。

さすがは晋助の幼なじみで兄代わりのお方だ。拙者が晋助を連れて行ったことに気付いたのだとは思えないが、なんと表現したらいいのだろう。恐らくは、一番近いのは兄の勘とでもいうやつか。

拙者と会った時、晋助は何も持っていなかった。鞄も財布も携帯も。どこかに置いてきたのだとしても、そのままいなくなったのだから、きっと今頃はみんなが探しているに違いない。それでなくても、もう翌朝になっている。晋助は結局、いなくなって一晩中帰らなかったわけだから。

(でも…)

晋助があれだけ泣いていた以上、坂本殿と何かあったのはもはや明白。拙者にも覚えがある。晋助があんなに、声を上げて泣くのは『彼氏とのトラブル』の時くらいだ。しかも、ほとんどは彼氏の浮気が原因。

(確かに、浮気しそうな顔してたでござるよ、坂本殿は)

きっと、物凄く手が早いはず。
拙者のここまでの予想が正しければ、晋助を探して迎えに来るのは坂本殿でなければならないはずだ。ましてや、坂本殿と自分は、今日偶然にも電話番号とアドレスを交換したのだから。

桂さんからの着信はきれいに無視をして、とりあえず拙者は、うるさい妹に電話をかけたでござる。

『…馬鹿兄貴、何時だと思ってるッスか』
「えっと、朝の5時半…過ぎでござる」
さすがに寝てたのか妹はすこぶる不機嫌な声だ。

『兄貴、先輩とヤったッスね』
「どうしてお前はそう、鋭いでござるか?」
『声が明るい』
妹を甘く見るんじゃないッス!と言われて、拙者は頭を掻くしかできなかった。

『兄貴、明日から仕事でしょ?先輩、どうするつもりッスか?』
「それは、晋助自身が決めることでござるよ」

今日1日は、まだ自分にも余裕がある。今夜までなら、晋助に付き合って、この部屋に泊まって、引きこもっていたっていい。

『わかったッスよ。兄貴は馬鹿ッスけど、晋助先輩の悪いようにはしないって、信じてるッス』
もしも先輩が話す気になったのなら、何があったのか聞いてやれと、我が妹ながら本当に感心させられる。

コイツはもしかして本気で晋助のことを…?と思ったが、口に出すのは止めにした。あの高校の屋上で、知り合った頃の晋助ならいざ知らず、今は女とすることなど、考えられもしないだろうから。

『また電話しろッス、お兄ちゃん』
また子との通話はそれで終わった。

さてさて、久しぶりに晋助の細い身体でも抱いて、眠るとするか。


END



晋ちゃんの運命やいかに?(笑)

大学2年の夏には、すっかりドMとして開花してしまい、辰馬を動揺させる高杉君ですが、実は一番最初に怪しげな薬を使ってまで調教したのは万斉なのでした。本人の記憶に残らないとは言え、そういうのが根底にはあったから、沖田君に『素質あるはず…』って、言われ続けてたんッスよ!万斉は、ドSの変態でこそ万斉です!(笑)ちなみに、万斉が使ってる怪しげな薬は、今では違法になってるのでやめましょう。(昔は良かったんだよ)

絶対にないことですが、もしも辰馬か誰かが薬で晋ちゃんをぶっ飛んだ状態にしてしまったら…「万斉万斉」言い出すから、ヤる方もビックリだと思いますよ(刷り込みだからねェ)。でも大丈夫、そんなモン持ってんの万斉だけだからっ(笑)

タイトルはもちろん山口百恵!大学祭を書き始めた最初っから、こう繋がる予定で、最初っからこの曲は頭にありましたのよ(笑)←いやむしろ万斉に渡された水を飲んだ晋ちゃんが「お前、何入れたっ!」ってのが書きたかったという噂…






















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